オンにしたら即アンビエント。複雑な音響を操る複合系空間演出マシン。
時間は常に動き続ける。
僕たちはエフェクトを作り続ける。多分もう止まれない。ときには何か発見がないかと、昔のアイディアを振り返る。ときには新しいアイディアを昔のものように扱う。もしかしたら、僕たちは前と後ろ同時に進んでいるのかもしれない。
MINIMはそんな瞬間をキャッチできたら、と思って生まれた。時間ベースにコントロールされるフィルターを、何度も何度もリピートする。いくつかは繰り返し、いくつかは減衰する。前か後ろか、右か左か。そこに間違いはなく、全ての道が正しい。
■ディレイ+リバーブ+逆再生
MINIMはディレイとリバーブを組み合わせて複雑な音響空間を演出できるペダルです。OBNEならではの世界観に満ちたディレイとリバーブセクションを搭載し、2つを組み合わせることで時間感覚をメルトダウンさせるような深く濃密な空間を形成します。シンプルなコントロールで目的のサウンドへ簡単にたどり着くことができ、オンにしたらアンビエントな世界へ即突入します。
Datachoirとのコラボレーションで制作された Rêverを更に推し進めて作り上げられた、いわば生き別れの双子のようなペダル。通常なら複数のペダルやデバイスが必要な奥行きのある空間表現を、一瞬で作り上げられる秘密兵器こそがMINIMなのです。
■リバーブ+ディレイセクション
MINIMにはディレイとリバーブ、2つのエフェクトが搭載されています。シグナルはリバーブからディレイへ接続されることで、押し寄せるような残響表現を生み出します。各エフェクトは独自して出力も可能ですが、2つを組み合わせた濃密な空間こそがMINIMの真骨頂です。
REVERB:深いディケイを持つ幻想的なチューニングでサウンドを異次元へ反転。ハーモニックトレモロにインスパイアされた珍しいモジュレーションを搭載し、鼓動するような躍動的な雰囲気をプラスできる。
DELAY:発振はせず無限のリピートをもったモジュレーションディレイ。デジタルならではの無機質で冷たい響きは特徴的な空間の創出を後押しする。
■リバース(逆再生)セクション
REVERSEフットスイッチで、MINIM全体へ逆再生エフェクトを適用できます。瞬間的にリバースエフェクトを有効にすることで、ディレイやリバーブサウンドに印象的なアクセントを加えます。逆再生を2倍の速度へ設定すれば、生き物の囀りのような、美しくきらめくオクターブアップとなります。またフットスイッチはモーメンタリーでの起動も可能なので、思うがままにプレイへ織り交ぜることが出来ます。
ORDERスイッチで逆再生セクションをディレイ+リバーブセクションの前で適用するか、最後に適用するかを選択できます。アンビエントな滲みから、ギザギザとした質感が特徴的なグリッチィな雰囲気も演出できます。
■SPECIFICATION
◯ディケイ、ミックス、モジュレーション設定を備えるモジュレーションリバーブセクション。
◯ボリューム、ディレイタイム、フィードバックで制御できる、リバーブセクションの後に配置されたディレイセクション。
◯ミックスとスピード(倍速=オクターブアップ)コントロールを備えるリバースセクション。
◯リバースセクションはクレバーなフットスイッチでオンオフを切り替え可能。
◯リバースセクションを最初、または最後に配置するOrderスイッチ。
◯リバーブのミックス量を外部から制御するEXPジャック。
◯160mA 9VDCセンターマイナス。電池は使用できません。
※画像はサンプルです。