リモートレコーディングをグローバルに
VST Connect Pro は、インターネットを通じてミュージシャンやシンガーら演者の録音をプロクオリティで行えるリモートレコーディングシステムです。お互いがこの地球のどこにいても、Steinberg のテクノロジーが壁を超えていきます。
VST Connect が可能にすること
距離を越えた音楽制作
VST Connect Pro はあなたのスタジオ環境をインターネットで拡張することができます。参加してほしいシンガーやミュージシャンがネット環境とコンピューターや iPad を持っていれば、歌や演奏をあなたの Cubase Pro や Nuendo 上に直接レコーディングすることが可能。回線さえ安定していれば、物理的な距離は問題になりません。またウェブカメラでコントロールルームとスタジオブースさながらのやりとりを行え、演奏者のキューミックスやトークバックの調整も、相手が近くにいるかのように実行可能です。
マルチトラックリモート録音
VST Connect Pro のリモートオーディオ録音では、リアルタイムでステレオミックスをエンジニア側に送りつつ、非圧縮のマルチ録音データをミュージシャン側のローカルドライブに保存します。そしていつでも必要な時に高解像度 (HD) データをエンジニア側に転送することができる仕組みです。また、大切な演奏音源は、オーディオデータの暗号化転送により保護することができます。
世界を巡る MIDI
VST Connect Pro は、VST インストゥルメントをリモート側の VST Connect Performer に立ち上げることで、MIDI とオーディオデータのライブ録音を可能にします。アーティストが MIDI コントローラーを接続し、直接 MIDI データをセッションホスト側の Cubase に送信することもでき、VSTi のオーディオストリームと同時に MIDI データを送ることも可能です。
自動ダイアログリプレースメント (ADR)
VST Connect Pro 5.5 は役者やフォーリーのリモート録音を、安定した回線があれば少ない費用で世界のどこからでも可能にするシステムです。Nuendo に統合された ADR システムと組み合わせれば、リップシンクビデオ再生、スワイプやカウンター、リハーサルなどプロの需要に応えるハイレベルなリモート ADR が行えます。演者側では DAW を動かす必要もなく、VST Connect Performer アプリケーションさえダウンロードすればセッションが行えます。
Cubase Pro / Nuendo との統合
強力なモニタリング / レコーディング機能を持つ Cubase Pro や Nuendo と統合した VST Connect は、直感的で快適なリモートセッションを実現します。ルーティングからプラグイン、Control Room 機能と連動したトークバックの設定に至るまで、VST Connect Pro の画面から一括して設定できます。
Studio Pass
無償の iOS アプリ Studio Pass を使えば、パートナーやプロデューサー、依頼人とのやりとりをより密接に行えます。レコーディングセッションが終わったら、相手に Studio Pass を使って VST Connect にログインしてもらい、Cubase で行ったミックスダウンを相手の iPhone に送って聴いてもらいましょう。ビデオとトークバックを備えた Studio Pass なら、相手がどこに居ても iPhone 経由でミックスの感想をもらったり、ファイナルミックスを決めることができます。さらに、プロデューサーにはレコーディング中に Studio Pass を使ってセッションに「立ち会って」もらうことさえも可能です。